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犯人はトミn

以前長々と痴愚ってみせた“無意味な死”
それと決して切り離して語れないものに“皆殺し”がある。

はい、みんな大好き“皆殺し”!ミナゴロシでーす!ジブリもサンライズもLeafもやってる!


これは“世界の滅亡”がセットであることも多い。
“皆殺し”+“世界の滅亡”は、かつてはよく使われたツールで「伝家の宝刀」であるように思う。

『デビルマン』の最終回、『ベルセルク』の鷹の団の最後、「皆殺しの富野」・・・などなど。
エロゲー(特にビジュアルノベル)のBADエンドにも大体一つは皆殺しEDが用意されていた気がする。

“皆殺し”かどうかは議論されてそうだが、“消滅”と見るなら、『エヴァンゲリオン』も有名だろう。


「伝家の宝刀」と言われる所以は、アニメや漫画の打ち切りなんかでも割りとよく使われた手である、というところもある。それならば確かに批判を浴びても仕方がないが^^;
現在では、いつの間にか“皆殺し”は局地的に哲学を持ち、手法の一つとなっている。


同じく打ち切り(というかその前段階の“巻き”)でよく使われる手法に“デウス・エクス・マキナ”がある。
二極的な戦いに実は黒幕が存在し、その第三の敵に立ち向かう、という手法で、舞台装置である。

実はあれは太古から劇場で使われてきた手段で、しかし当時は「駄作」の代名詞とも言える「悪手」だった。
現在ではれっきとした舞台装置として認められているあたり、“皆殺し”も同じ手順をふんでいるように思う。



前回“無意味な死”の種類について話したが、“皆殺し”にも多数の種類がある。重複する要素も多い。
大きく分けると、【1】虐殺か、【2】神罰か だ。
【1】虐殺は前回語られたのような「事件」的側面を含むことが多い。そのため人間が行う、人間の負の側面の強調として表現されることが多い。物語の冒頭や中間でも便利にはたらく。
【2】の神罰はおよそ終盤でしかはたらかない。特に“デウス・エクス・マキナ”がよく使う、いわば必殺技であり、これによりほとんどの物語は終わらざるおえないが、終わらなかった場合は“デウス・エクス・マキナ”=との戦いに突入し、最後のカタルシスに大きく貢献する。

お気づきかも知れないが、この2つの違いとは「誰が行ったか」である。
魔王が行えば【1】虐殺とみなされ、不可視の神が行えば【2】神罰とみなされるのだ。にべもなし。是非もない。


「誰が行ったか」という点が逆説的に働く作品といえば『ティアーズ・トゥ・ティアラ』が浮かぶ。
主人公之1人アロウンは元天上の白の精霊=支配者階級だったが、それに反逆・堕天した魔王。
アンチ・ヒーロー的な構図が生きた作品であり。白の精霊達は人間の感情を制御し操り人形のようにしており、滅ぼすことになんのためらいも無い。つまり【2】神罰の行使者にあたる。
【2】の行使者側に居た者が反逆したことで「魔王」とされているが、実際に悪逆の限りを尽くすのは支配者側である白の精霊達である。
つまり行使する世界側と、それを打倒するものが、同じ種族・同幹である、という、一見したイメージ以上の深みを持った話なのだ。


また【1】【2】両方が機能する作品も登場する。かの有名な『デビルマン』だ。
まず人間はデーモンの存在により人間不信に陥り、人間同士の殺し合い・虐殺が横行する。これが【1】人による虐殺
最初は戦っていた主人公もヒロインが惨殺されたことにより、人間を見捨てる。そしてデーモンとデビルマンだけで決着が付けられる。
そしてラストで全てを見ていたのか、神々が現れる。物語はここで終わるが、もうなんか間違いなく塵一つ残さない気がする…【2】神罰粛清とも言えるかもしれない)。
皆殺し・ヒロイン惨死・世界滅亡、と要素が揃ってるとはいえ、なぜあんなにも語り継がれるかといえば、この合わせ技というか連続性は大きいのではないか。



さて、
ここまで喋ってきて、なんとなーく思ったのは“デウス・エクス・マキナ”に勝つということはまず隠れているその存在を知るということで、
負けるというのはこれを知るまでも無く全滅・“皆殺し”にされる、ということではないだろうか ということである。

これが象徴されているのは「皆殺しの富野」監督の代名詞『イデオン』のように思う。
登場人物はわりと早い段階でイデオンが「人の心」それも人が良く生きるための友愛や強調といった「善の心」をエネルギーにしていることに気付く(つまり善悪を判別できる)、しかし人間は解り合えず、時すでに遅し、イデオンに消滅させられてしまうのである。
『イデオン』における“デウス・エクス・マキナ”とはイデオンそのものであり、“皆殺し”もイデオンにより引き起こされている。
善を担う大いなるものによる“皆殺し”であり、項目としては【2】神罰である。


“皆殺し”を防ぐにはそれを操る第三の敵(=“デウス・エクス・マキナ”)を倒さなければならず
居なかった場合はやっぱり登場人物の最大の敵は作者なのでは……… ……うん???? 第四の壁モンダイ????


  
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