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ナンセンス(無意味)とは一時代においてはむしろハイセンスと同義だったんですよ

たまーーに話題になる、「作中における“無意味な死”が許せるか許せないか」という話。

いや議論そのものがなんかずれてるな~と思いつつ見ていますが。

許すとか許さないとか言う話ではない。
つまりは好きなキャラが犬死したのが悲しいって話なわけで。
どうにかそこに論理的な納得できる言い訳を、製作者にしてほしいわけである。 訴えがすでに論理的じゃないのに。

それはそれ、人情だから仕方がない。私だってたまに思うし。いちキャラの死に憤慨することだってある!


さて、まじめに論議するとなると言わなければいけない、個人的な姿勢としては全ての死は無意味だし不条理だし意味は無いと考えている。
さらに誤謬をのぞき誤解を承知で言うならば、世界にとって特別な死などどこにもないと考えている。
逆に言えば、一つの特別な死があるならば、それ以外の死も全て意味があるのだ。

おぉ、なんだかとてもセカイ系脳みその人間が言うとは思えないセリフだ…。
(セカイ系においてはたいてい主人公かヒロインのどちらかが世界にとって特別な生命と死を持っている)



逆に“無意味でない死”とはなんだろうか。

物語の素材として考えるならば、
 ①死によって主人公の成長や覚醒のトリガーになる(少年漫画で圧倒的に多い)
 ②死によって、立場上のイニシアチブを喪失する。また、より過酷な状況に追い込まれることも多い戦争を題材にした作品・ファンタジーから現代まで広く使われる)   とか、そんなところだろうか。
2つを併せ持ったものとしては
 ③「事件」としての死
がある。後者の性質を持ちながらその「事件」の重大性を主人公や読者にしらしめるツールとして機能するのだ。不真面目な主人公が真摯に向き合うきっかけになったりもする(これは存外ドラマや映画なんかで多く国外でもよくある)。

全体を通した行動としては、主人公をかばって死ぬとか、しんがりになって死ぬとか…ここらへんは昔からよく散見する。

①は物語・人物たちに「わかりやすい」影響が出るためか、比較的迎合されてるように思う。②は状況にもよるが、良くも悪くも「作者は鬼」と言われるのは間違いないww
がおそらく最も批判が多い。
今回の議論でもおそらく争点というか、槍玉に上がってるのはこれだ。

しかしアメコミなんかでは「事件による死」はよく使われるツールであり、場合によってはヒーローすら死ぬ(アメコミではヒーローはよく死ぬし代替わりだってする)。
これは単純に「事件」に対する認識・距離感の違いだろう。アメリカ国内生活者の、犯罪がいつ自分の身に及ぶとわからない、という身近さ・危機感、そういったものが反映されていると思われる
「事件」に「いかがなものか」といえるのは、平和だからだ。
日本は、平和に無自覚で無頓着になれるほど、平和なのだ。

まぁしかし、けっこうアメリカでも「作者は鬼」と言われていたりする^^;w

国内で最近(?)なら、『喰霊-零-』第一話などはだいぶ物議をかもしだした(他にもいろいろ理由はあるが)。あれなどまさに「事件」パターンだし“無意味な死”とみなされているだろう。


結局のところ、人が関わる死…明確な仇がいる・悲しんでくれる人がいる“死”というのは無駄と感じにくい、という話だと思う。只の“死”と見るならその価値は等価値だろう。
ただ、その物語が「何に重きを置いているか」というのが問われるとは思う。
上記①~③項目のどれかを満たしていたとしても、
例えば、それを立場上の損失(②)としか見られなければ、人としての死としては“無意味な死”と思わせるかも知れない。
また人として悼まれる死であっても①~③のどれも満たしていなければ、“無意味な死”と感じさせてしまうかもしれない。ただ悲しいだけだ。



人間は特殊な動物だ。動物はただ種の保存ために生きて、それが終われば死ぬ、というのが自然だ(今のところこの考え方はどの学問でも覆せていないように思う)。

ところが人間は、ただ生息するだけの「身体的充足」、意外に心が満たされる「心理的充足」を求める。これは現代の哲学における基礎的な考え方でもある。
つまるところ
生きるとか死ぬとかに意味を見出すのは人間だけなんだね。 
こんなことに頭をひねるのも。おそらくは


  
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